YETI(イエティ)ホッパーフリップ12をレビュー!よかった点・注意点をまとめて紹介!

先日、A&FさんのオンラインストアにたまたまYETIのホッパーフリップが入荷していたので、購入しました。

サイズを12か18にするかで迷いましたが、ソロキャンプの多い僕は結果として12を選んで正解だったと思っています。

というわけで今回は、ホッパーフリップ12をメインにレビューしていきます。

サイズ感や保冷力など実際に使わないと分からないポイントもあると思うのでよかったらクーラー選びの参考にしてみてください。

外観&仕様

今回購入したのはチャコールというカラー。

クーラー上部と側面にダブルステッチで強く縫い付けられたハンドルがついているので、片手・両手どちらでも持つことができます。

フロントとバックにはカラビナチェーンが付属しています。

バックはベルクロ仕様になっているので、好きなバッジでカスタムすることもできそうです。

サイドにはショルダーストラップをかけるためのパーツが付いています。

ショルダーストラップをつけるとこんな感じに。

パット部分は滑りにくい素材になっていて、かなりフワフワしています。

駐車場からサイトまでが遠い場合など、長距離を運ぶ際は重宝するかも。

そしてジッパー部分。

“PULL HARD”とわざわざタグまでつけてくれています。

100%漏れないとされているハイドロロック社のジッパーが使われているので、水だけでなく空気の漏れも防ぐことができますが、その分ジッパーは硬いです。

購入時には、リップクリームのような物も同梱されています。

これはジッパーの滑りをよくする円滑剤で、ジッパー部分に塗ることでより開けやすくなるようです。

実際に使ってみましたが、多少開けやすくなるくらい…かな?

ジッパーを保護する役目もあるので、塗っておいて損はないと思います。

こちらが内部。

断熱材は2〜3cmほどで結構分厚いです。

排水口はないので、使用後はしっかり拭き取り乾燥させる必要がありますね。

ちなみに購入時に開けると少しアンモニア臭がしました…

臭いは使っているうちに取れるので、ご安心を。

クーラー下部にもYETIの文字が。

滑り止め仕様になっているので、当たったりしても接地面からずれ落ちるなんてことはなかったですよ。

以上が外観と内部のレビューになります。

そして以下がスペックになるので、参考までに。

【サイズ】外寸:H29.21cm×W32.07cm×D25.4cm
【重量】1540g
【シェル素材】840Dダブル
【サイド素材】TPU
【ボトム素材】EVA

レビュー

ここからは実際に使用して感じたことをお伝えしていきます。

内容量はどのくらい?

ソロキャンプで一度使った際は以下の食べ物や飲み物を持っていきました。

  • 水(2L)× 1
  • 炭酸水(500ml)× 2
  • 炭酸水(600ml)× 1
  • ウイスキー小瓶 × 1
  • 豆腐 × 2
  • キムチ(小パック)× 1
  • かちわり氷 × 1

割と幅をとる水分が多かったですが、保冷剤も入れても収まりました。

2Lのペットボトルは横向きでもきれいには収まらず斜めになりますが、入ります。

18サイズであれば横向きで収まります。ただ、ソロならこれで必要十分な印象でした。

ちなみに保冷剤はクーラーショックのMサイズがジャストで入るのでオススメです。

ソロで1泊2日の多い方なら、12サイズが丁度いい感じだと思います。

保冷力を検証

続いて気になる方も多いであろう保冷力。

残念ながら温度計を持っていないので、実際の使用時間と氷の溶け具合で紹介していきたいと思います。

使用時の状況は以下の通りです。

気温30℃前後
サイト林間
使用時間22時間
使用環境40cm程度の台に置いて使用

氷はキャンプ場の近くにあるコンビニで購入しているので、ほとんど溶けていない状態からスタートです。

チェックインは11時、チェックアウトは9時だったのでトータル22時間ほど使用したと考えてください。

使用時は保冷力の検証を意識することなく、必要に応じて開け閉めしています。

そして、チェックアウト間際の氷の状態がこちら。

見えにくいかもしれませんが、氷が形として残っています。

クーラー内はまだひんやりとしていましたが、保冷剤(クーラーショック)はほとんど溶けている状態でした。

ハードクーラーにはもちろん劣りますが、普通に使ってこの成績なら優秀ではないかと思います。

あくまで主観的な推測ですが、保冷力が保たれた理由として…

  • 地面に直接置かなかった
  • ジッパーをしっかり閉めた
  • 食材や飲料でクーラー内の隙間がなかった
  • 保冷剤が優秀だった
  • 影のある場所に置いていた

この5つが挙げられます。

実際、ホッパーフリップを使う際のポイントとしても隙間なく詰めることや影に置く、地面に直接置かないといったことが推奨されています。

クーラーボックスを使う際に全く開け閉めしないということはないと思うので、実際に使うとこのぐらいというイメージを持ってもらえれば。

結露もする

A&FのHPにも記載されていますが、ホッパーフリップは結露します。

とは言っても、最も結露した状態がこれなので、拭き取れば十分に対応できますし、気にならない人もいるんじゃないかなというレベルです。

ジッパーはやはり硬い。耐久性は?

外観の部分でも少し触れたんですが、ジッパーは硬めです。

ハードクーラーのように蓋が閉まればある程度密封されるわけではないので、毎回しっかり閉める必要があります。

これだと少し隙間が空いている状態なので…

ここまでしっかり閉めないといけません。

どうしても空気は暖かい方から冷たい方へ流れます。

少しでも隙間があると保冷されにくくなってしまうので、注意が必要ですね。

あとジッパーの耐久性について。

このジッパーエンド部分が裂けそう…といった声もあるようですが、実際に使った感じとしては雑に扱わなければ問題なさそうといった印象です。

フタを勢いよく開けたりしてると分かりませんが、保冷のことを考えると目一杯開くことは少ないのではないかと思ったり。

いずれは劣化するかもしれませんが、すぐに壊れるなんてことはなさそうです。

まとめ

ホッパーフリップを購入し、使った感想をまとめてみます。

使ってみてよかった点

  • 12サイズはソロならメイン、グループでもサブとして使える容量
  • ソフトクーラーながら保冷力は抜群
  • 軽量・コンパクトで積載も幅を取りにくい
  • デザインがかっこよく、細部までクオリティが高い

購入する際に注意しておきたい点

  • 値段は高価(ハードクーラーより高いです)
  • ジッパーは硬いし、毎回しっかり閉める必要あり
  • 購入時は内部の臭いが気になるかも
  • 保冷力はハードクーラーには劣る

以上が購入、使用して感じたことになります。

やはりソフトクーラーにしては高価ですし、ジッパーの開け閉めなど注意したい点もありますが、ソフトクーラーだからこその軽さ・コンパクトさとハードクーラーに劣らない保冷力を考えると候補としてはアリかなと思います。

最近はAOクーラーなど優秀なソフトクーラーも多いので、悩みどころではありますが、クーラー選びの参考になれば嬉しいです。