【比較レビュー】WAQ 2WAYフォールディングコットとHelinox コットワンを画像付きで比べてみる

今回はWAQの2WAYフォールディング コットと、Helinox のコットワン コンバーチブルの比較記事になります。

結論から先に言ってしまうと

  • 寝心地はほとんど同じ
  • 各パーツの質の高さはHelinoxに軍配
  • 総合的なコスパはWAQが圧倒的にいい

以上3つのポイントにまとまります。

質を求めるのであればHelinox、コスパを最優先するならWAQといったところでしょうか。

この記事では様々な視点からHelinoxとWAQそれぞれのコットを比較しているので、コット選びの参考にしてみてくださいね。

スペックを比較

まずは公表されている基本的なスペックを比較していきます。

サイズ収納時サイズ重量耐荷重カラーセット内容
WAQ 2WAYフォールディングコットハイ:長さ約190cm x 横幅約67cm x 高さ約37cm
ロー:長さ約190cm x 横幅約67cm x 高さ約17cm
横約60cm x 高さ約18cm x 幅約18cm約3.2kg150kgタン・ベッドシート x 1枚
・サイドフレーム x 2本
・レッグフレーム x 3個
・レッグポール x 12本
・収納ケース x 1
・日本語説明書
Helinox コットワン コンバーチブルハイ:長さ190×幅68×高さ38cm
ロー:長さ190×幅68×高さ16cm
(ハイにする場合は別売のレッグが必要です)
幅54×奥行き16×高さ16cm2.32kg145kgブラック、ブラックアウト
コヨーテタン、グリーン、レッド
・ベッドシート x 1枚
・サイドフレーム x 2本
・レッグフレーム x 3個
・収納ケース x 1
・日本語説明書

サイズ感や耐荷重がほとんど同じにも関わらず1kg近く軽量化されている点はさすがヘリノックスですね。

ヘリノックスの方がカラー展開も豊富となっています。

ただ残念なのは、ヘリノックスの場合レッグポールが別売であること。

コットだけで約4万円、レッグポールも1万円ほどのお値段なので、一式揃えるとなるとコットひとつに5万円かかることになります。

WAQの場合は全て付属して税込15,800円なので、コストはなんとヘリノックスの3分の1以下。

色やブランドにこだわらないのであれば、WAQのコットはかなり魅力的ではないでしょうか。

仕様の違いを画像で比較

続いて両者のコットを画像で比較していきます。

収納面を比較

コット収納時画像

コットの収納時は上の画像のようになります。

WAQはヘリノックスに比べると大きさはありますが、ショルダーストラップがついているので、持ち運び時は両手が空き更に荷物を運ぶことができます。

レッグポール収納袋画像

また、WAQはレッグポールまで全て収納されていますが、ヘリノックスに関してはレッグポールの収納袋は別になるのでさらに荷物が増えてしまうことになってしまいます。

サイズ感を比較

コットのサイズ比較画像

組み立て時のサイズ感を比べていきます。

長さはどちらも190cmで並べてもほとんど差は感じません。

横幅はWAQが1cmほど短いという表記になっていますが、見た目はほとんど同じように見えます。

高さに関してもWAQが37cm、ヘリノックスが38cmとなっていますがほとんど同じです。

寝心地を比較

実際にベッドへ寝た時の画像

画像はヘリノックスのみですが、主観的には寝心地はどちらもほとんど変わりません

強いていうなら、わずかにWAQの方が沈むような気がする程度です。

どちらもベンチとして腰掛けられるほどの張りが十分にあり、ぐらつくような感じもありません。

その点に関しては他のメーカーと比べて両者ともしっかり作られている印象です。

細かな仕様を比較

サイズ感はほとんど変わらない両者のコットですが、実際に使ってみると細かな仕様に違いが見られるので、いくつか紹介します。

コットレッグ画像

まずはコットの土台となる部分。

上がWAQ、下がヘリノックスとなりますが、WAQは脚がベルトで固定されています。

脚の差し込み口はゴムでつながっているので、ベルトがないとヘリノックスのように広がってしまい収納時に少し手間どることも。

コットレッグの固定ベルト画像

収納時はこの土台部分を3本分まとめないといけないので、このような痒いところに手の届く仕様は実際に使っているとかなりありがたいです。

サイドポールエンド部分画像

こちらはヘリノックスのサイドに入れるポールのエンド部分。

ヘリノックスの場合は片側が完全に閉じているので、ポールをシート内に入れ込む際に何も気にすることはありません。

ただ、WAQの場合は両側にポールを通す穴が開いているので、ポールを入れ込む際に反対からポールが抜けないよう注意する必要があります。

個人的にはヘリノックスの方が組み立てはしやすい印象です。

コットレッグ拡大画像

最後にコットレッグですが、左がWAQ、右がヘリノックスです。

耐荷重はそんなに変わらないですが、明らかにヘリノックスの方が細く作られており、DACポールの性能の高さが伺えます。

他にもシートの縫製やプラスチック部分のパーツなど全体的な質感はヘリノックスの方が上回っている印象です。

とは言ってもWAQとは価格が3倍ほど違うので、当然といえば当然なんですが…

WAQとHelinoxはどちらがいいの?

ここまで両者のコットを比較してきましたが、まとめると以下の通りです。

  • 寝心地はほとんど同じ
  • 各パーツの質の高さはHelinoxに軍配
  • 総合的なコスパはWAQが圧倒的にいい

やはり全体的な質はヘリノックスの方が高く、特にコットレッグの細さから想像できない耐荷重を生み出せるのはさすがの一言に尽きます。

ただ、かなり高価です。

ヘリノックスはコット+コットレッグで一式揃えると5万円ほどかかりますが、WAQは全て揃って15,800円と3分の1以下に抑えられています。

正直、寝心地はほとんど変わらないので、特にこだわりがないのであればWAQのコットから検討してみてはどうでしょうか。