寝袋は従来アウトドアで使うアイテムですが、最近はミニマリストを中心に普段使いする方も増えています。
コンパクトに収納でき、幅をとらないといったメリットから、来客用として準備しておく方も。
この記事では、普段使いや来客用に適した寝袋のポイントやオススメの寝袋について紹介します。
家でも寝袋はこんなに使える
家で寝袋を使うといえば、馴染みがないかもしれません。
でも実は、布団の代わりはもちろん、ブランケットや膝掛けとしても使うことができる有能アイテムです。
軽量で持ち運びしやすい点も、自宅で寝袋を使う方が増えているポイントになっています。
家で寝袋を使うメリット
家でも寝袋を使うメリットはこちらです。
- コンパクトで収納しやすい
- 家中どこでも使える
- 寝袋によっては丸洗いができる
コンパクトで収納しやすい
布団だと収納時もたたみ一畳分ほどのスペースをとってしまいますが、寝袋であれば布団の半分以下のスペースで収納できます。
スペースを取らない分、他のものが収納できるので、部屋全体をスッキリさせることにも繋がります。
急な来客の際も、すばやく片付けることができますよ。
家中どこでも使える
寝袋は、寒い時期に使える重たいもので3kg程度。
床を引きずることなく、軽々と運べます。
布団としても、ソファに座ってブランケットとしても使えますし、眠たくなればその場で眠ることも。
どこでも寝室にできる点は、寝袋を普段使いする1番のメリットといえます。
寝袋によっては丸洗いができる
寝袋の中綿は、ダウン製と化繊(化学繊維)製に分かれます。
ダウン製は洗濯の仕方を間違えると保温力が大きく低下してしまいますが、化繊製は洗濯してもほとんど保温力は落ちません。
化繊製の寝袋を選ぶと洗濯のハードルも下がり、衛生的に使うことができます。
布団の丸洗いだと自宅の洗濯機では難しいことも多いですが、寝袋だと気軽に洗うことができるので、いつでも清潔な環境で眠れますよ。
家で寝袋を使うデメリット
家で寝袋を使うデメリットはこちら。
- 窮屈で寝返りにくい
- 2人以上では使いにくい
- マットはあった方がいいかも
窮屈で寝返りにくい
家で寝袋を使う場合、布団と比べるとどうしても窮屈になってしまいます。
体の動きも制限されてしまうので、寝返りもしにくい可能性があり、寝心地は布団に軍配が上がります。
寝袋で寝たことがないという方は、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
キャンプや登山であれば、サイズや重さにこだわることもありますが、家で使う場合は寝袋内の広さや伸縮性を考慮して選ぶと快適に過ごせます。
2人以上では使いにくい
寝袋は基本的に1人用なので、家族や恋人がいる方は使いにくいという難点があります。
ただ、メーカーによっては2人用や連結できる寝袋の展開もあり、そういった寝袋を選ぶことで問題は解決できます。
あらかじめ2人用や連結できる寝袋を購入しておくと、1人で使う際は広く使えるといったメリットもありますよ。
マットはあった方がいいかも
布団で寝る際は、敷布団だったりマットレスがあるので床の硬さを感じることなく寝れますよね。
キャンプで寝袋を使う際もマットを敷きますが、家で寝袋を使う場合も同様です。
寝袋自体にクッション性はないので、マットがなければ直に床の硬さを感じることになります。
快適な睡眠のために、マットもあわせて準備しておくといいですよ。
家で寝袋を使うのはこんな人におすすめ
寝袋を家で使う場合、このような方におすすめです。
- 1人暮らし
- ミニマリスト志向
- 足先など末梢が冷えやすい方
1人暮らしやミニマリスト志向の方で、ワンルームにお住まいという方は多いです。
ワンルームだと収納スペースも限られているので、布団やベッドはどうしてもスペースを奪ってしまうもの。
布団やベッドを寝袋に変えることで、スペースを最大限に活用することができ、収納にも困らなくなります。
あと寝袋は頭から足先までを包み込んでくれるため、足先など末梢が冷えやすい方にもおすすめですよ。
家で使える寝袋の選び方
家で使える寝袋を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- 化繊(化学繊維)製を選ぶ
- 形状は「封筒型」を選ぶ
- 室温に合わせて調整ができる寝袋を選ぶ
化繊(化学繊維)製を選ぶ
家で寝袋を使う場合、洗濯しやすい化繊製の寝袋がおすすめです。
化繊製は、丸洗いしても保温力がほとんど低下しないという特徴があります。
ダウン製に比べるとやや重いですが、家で使うのであれば問題にはなりません。
保温力も劣らないので、清潔に使い続けるのであれば化繊製を選ぶといいですよ。
形状は「封筒型」を選ぶ
寝袋の形状は「マミー型」「封筒型」に分かれます。
マミー型は芋虫のような形状で、頭から足先まですっぽり包まれるので、より体に密着し保温してくれますが窮屈になります。
その点、封筒型はマミー型に比べて保温力は落ちるものの、寝袋の中は広く快適に眠りやすいのがポイント。
家で寝袋を使う場合は、封筒型の方が寝返りしやすくぐっすり眠ることができますよ。
室温に合わせて調整ができる寝袋を選ぶ
家で寝袋を使う場合、季節に応じた寝袋を買ってしまうと、それだけお金もかかるしかさばってしまいますよね。
なので、寝袋を室温に合わせて対応温度を調整できる寝袋を選ぶとコスパ抜群です。
最近だと、対応温度を調整できる寝袋も展開されています。
以下のおすすめにも紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
家で使えるおすすめの寝袋5選
家でも快適に眠れることに焦点をあてて寝袋をピックアップしました。
寝袋選びの参考にしてみてくださいね。
【コールマン】 マルチレイヤースリーピングバッグ
使用時サイズ | 約90×200cm |
収納時サイズ | 約52×29×38cm |
重量 | 4.9kg |
材質 | 表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル |
快適温度 | アウトレイヤー+ミッドレイヤー+フリース -5℃ アウトレイヤー+フリース 5℃ ミッドレイヤー+フリース 12℃ |
付属品 | 収納ケース |
- 気温に合わせて対応温度の調節が可能
- 丸洗い可能
- 幅90cmのゆったりサイズ
【スナグパック】ベースキャンプスリープシステム
使用時サイズ | 外レイヤー220×横80cm 内レイヤー縦180×横77cm |
収納サイズ | 直径30×長さ50cm |
重量 | 3.1kg |
材質 | アウター生地/ポリエステル 「Aqualight」 インナー生地/ポリエステル「Supersoft」 中綿/シリコーン加工ポリエステル中空繊維「Isofibre」 |
快適温度 | 単体での使用:快適外気温度:-2℃(内のみ)快適外気温度:3℃(外のみ) 重ねた場合:快適外気温度:-12℃ 下限外気温度:-17℃ |
付属品 | 収納ケース |
- 気温によって対応温度の調節が可能
- 丸洗い可能
- -12℃まで対応で寒い地域でも眠れる
【Bears Rock】おうちぶくろん
使用時サイズ | (約)200×90cm |
収納サイズ | (約)50×33cm |
重量 | (約)2.3kg |
材質 | 生地表面:ミルキーモイスト生地 中綿:3Dファイバー製中空化学繊維 |
快適温度 | 春・秋・冬向け |
付属品 | 収納袋 |
- 家使いを想定したミルキーモイスト生地で肌触りは抜群
- 丸洗い可能
- サーモキーパー機能で保温力が高い
- 幅90cmのゆったりサイズ(広げても使える)
- 7,000円台でコスパよし
【Bears Rock】ねぶくろん
使用時サイズ | (約)210cm×100cm |
収納サイズ | (約)45cm×32cm |
重量 | (約)2.50kg |
材質 | 生地表面:ポリエステル 内面生地:吸水性PGポリエステル 中綿:3Dファイバー製中空化学繊維 |
快適温度 | 28℃~0℃ |
付属品 | 収納袋 |
- 丸洗い可能
- サーモキーパー機能で保温力が高い
- 幅100cmのゆったりサイズ(掛けと敷きで分離できる)
- 4シーズン(春夏秋冬)使用できる
【スノーピーク】セパレートシュラフ マットプラス
使用時サイズ | 78x196cm |
収納サイズ | 71cmxφ28cm |
重量 | 2.4kg |
材質 | 表地/300Tポリエステルポンジリップストップ 裏地/340Tポリエステルポンジ 中わた/ポリエステル中空糸 マット/IXPE |
快適温度 | 快適温度8℃ 下限温度3℃ |
付属品 | 収納袋 |
- セパレート式で掛けと敷きが分割できる
- 購入時からマット付きで、背面のクッション性が高い
- 左右での連結も可能
- 値段は20,000円台とやや高め
家で使える寝袋まとめ
家で寝袋を使う際のポイントをまとめました。
- 清潔さを保つため丸洗いできる寝袋を選ぶ
- 家で使う寝袋はゆったりしたサイズを選ぶ
- 家だと外より暖かいため、機能性をチェックする
- 人によってはマットの準備も検討しておく
屋外で使う場合に比べれば、家は暖かく防風性も必要ないので、肌触りやふわふわ感といった寝心地のよさを重視するといいですよ。
どうしても安さばかりを求めると、薄っぺらな寝袋に当たってしまうこともあります。
今回紹介した寝袋は評価の高いものばかりですが、しっかりとレビューにも目を通して検討してみてくださいね。