【レビュー】NANGA(ナンガ)オーロラライト900DXはとにかく暖かい冬キャンプの必需品。

冬キャンプの必須アイテムであるシュラフ。

ものによってはかなりの寒さでも夜中に一度も起きることなくぐっすり寝られます。

ただ初めてシュラフを買う人にとったら結局どのシュラフがいいのかなんて分かりにくいですよね。

僕は色々と厳選した結果NANGA(ナンガ)のオーロラライト900DXを選びました。

選んだ理由はこの3つになります。

  • 安心の日本製と永久保証
  • 冬キャンプにも耐えうるほどの暖かさ
  • シュラフ自体の防水性能の高さ

実際にこのシュラフで何度か冬キャンプを経験しましたが、極寒のテントの中で一度も目覚めることなく朝を迎えることができるほどの暖かさで我が家の冬キャンプには欠かせないものとなっています。

今回はそんなオーロラライト900DXについてレビューしていきます。

NANGA(ナンガ) オーロラライト900DXを広げてみる(外観)

※本記事のモデルとなっているシュラフは2018年モデルとなっているので参考までに。

NANGA(ナンガ)は滋賀県にある羽毛商品メーカーで主にシュラフやダウンジャケット、パンツを生産しています。シュラフのオーロラライトはその展開アイテムの中の1つになります。

ちなみにオーロラライト900DXの快適使用温度が−10℃で下限温度は15℃となっています。

収納時の大きさはMacBookAirよりも少し大きめなサイズ感となっています。

やはりダウン封入量が900gもあるので結構大きいです。

ではシュラフを引っ張り出してみます。

収納袋の口は二重に閉まるようになっています。

中身はギュウギュウに詰まっているんですよね。

こちらは取り出し口の反対側で、ロゴがついているんですが写真のようにすき間に手を入れることでシュラフが引き出しやすくなります。

…ということに写真を撮りながら気づきました。

取り出すとこんな感じでしわくちゃでペタンコになっています。

この状態でバサバサ広げると徐々にダウンが膨らんできます。

そして完全に膨らんだ姿がこちらです。

取り出し直後からは考えられないくらいの膨らみで、もちろんモフモフです。

どのくらい膨らんだのかを分かりやすく伝えるとするなら、これがMAXに膨らんでいる状態ですが…

シュラフを押し込むとここまで沈みます。

それだけ空気を多く含んでいて、これが保温力の秘密でもあります。

シュラフの側面にはロゴマークと安心の”MADE IN JAPAN”の文字が付いています。

オーロラライト900DXほどのダウン量で収納は大変なのか?

外観を見てもらうとかなり膨らむことがお分かりいただけたと思います。

あれだけ膨らむおかげでかなり暖かいんですがその反面収納が大変なんじゃないか?なんて思った方もいるかもしれません。

もちろん慣れもあるという部分は間違いなくありますが、コツさえ抑えれば簡単に収納することができます。

手順1
シュラフの空気を抜く

シュラフの上にのしかかって空気をできるだけ抜いたら収納袋の幅に合わせてシュラフを折りたたみます。

手順2
空気を抜きながら丸める

シュラフを折りたたんだら端から丸めていきます。

この時に丸めた部分に膝を乗せて空気を抜きながら固定し、丸めていない部分の空気も抜いていくとコンパクトになります。

手順3
収納袋へ

丸め終えるとこのようになるので、あとは収納袋へ入れていくだけです。

丸め終わった後もシュラフは膨らもうとするので、もし膨らんできたら再度膝で抑えて空気を抜くと収納しやすくなります。

収納したら完了です。

初めてこのシュラフを使った後に「これ畳めるのか?」なんて思ったりもしましたが、大変だと思ったことはないです。

むしろ化繊のシュラフよりも空気が抜けやすくて収納しやすい印象があります。

オーロラライト900DXのここがよかった!!

実際にナンガのシュラフを買ってから、暖かさ以外にいいなと思ったポイントが2つほどありました。

それはジッパー部分とシュラフ自体の防水性能。

正直なところ暖かさだけなら他メーカーさんの高規格なシュラフと大差はないと思うんですが、その2点にかなり惹かれた部分が大きいです。

ポイント①噛み込まないジッパー

ジッパーに関しては他のナンガのシュラフでも言えることですが、内側外側どちらからでも開けられるようになっていて、蓄光性の特殊なパーツを付けることで生地を噛み込まないようになっています。

おかげで起床時や夜間のトイレ時もストレスフリーでジッパーの開閉が可能です。

ポイント②オーロラテックスによる撥水性能

オーロラライトシリーズのシュラフにはオーロラテックスという防水性の高い生地が使われています。

オーロラテックスとは
多孔質ポリウレタン防水コーティング加工を施したナイロン生地。防水性を高めると蒸気透湿性が低下するという問題を高レベルで解決した素材。2レイヤ地で20,000mm・透湿性6,000g/m2/24hrs、という高レベルの防水透湿性能を持っています。

引用:NANGA

せっかくなので本当に水を弾くのかどうか実験してみます。

少量ではありますが、水を直接シュラフにかけてみます。

実際に水をかけるのは初めてだったのでかなり緊張しましたが、どれくらいの防水性能があるのか気になっていたのでワクワクもありました。

水が生地に弾かれて玉状になっているのが分かります。

試しにシュラフを押して水を動かしてみましたがしっかり弾かれているようです。

水を除去し軽く拭き取るだけでこの感じです。

拭き取った直後からサラッとした感じで、染みになっている様子もありませんでした。

本来シュラフにはシュラフカバーが必要ですがこれだと大雨の中で寝るとかでない限り、結露のような水滴程度であれば拭き取りだけで全く問題ないです。

実際にキャンプでもシュラフカバーなしで問題なく過ごせました。

オーロラライト900DXのサイズ感や寝心地は?実際に使用した環境は?

オーロラライト900DXのサイズ感ですが、僕が身長170cm体重70kgでガッチリ体型なんですがレギュラーサイズでちょうどいい感じです。

なので180cmほど身長がある方ならロングも視野に入れたほうがいいかもしれません。

ちなみにオーロラライトのサイズは以下の通りです。

  • ショートサイズ:最大長203cm×最大肩幅80cm(身長165まで)
  • レギュラーサイズ:最大長210cm×最大肩幅80cm(身長178まで)
  • ロングサイズ:最大長228cm×最大肩幅85cm(身長185まで)

寝心地に関していうと砂利等のない環境でマットさえあればフワフワに包み込まれるような感じで気持ちよく寝ることができます。

シュラフの中も程よく寝返りを打てるほどのゆとりがあるので、窮屈さを感じたことはないです。

そして実際にオーロラライト900DXを使用した時の環境がこちら。

この日の気温は−5℃を下回るほどで写真のように幕もガチガチに凍ってしまうほどでした。

もちろん外は凍えるほど寒かったんですが、シュラフに入ってからは寒くて目が醒めることもなく朝までぐっすりと寝ることができました。

ちなみにオーロラライト600DXで寝ていた友人は寒くて起きてしまったそう。

やはりダウンが多いに越したことはないようです。

オーロラライト900DXは冬キャンプでも安心できる高規格シュラフ。値段が気になるなら〇〇もアリかも。

オーロラライト900DXのレビューは以上になります。

実施に冬キャンプでこのシュラフを使っている身としてはかなりオススメしたいシュラフなんですが、やはり問題は金額ですよね。。

オーロラライト900DXは機能性が高い上にダウン量も多いのでどうしても6万5千円程度は必要になってくるんですが、値段が気になるのであればオーロラ900DXも検討してみる価値ありです。

オーロラ900DXは裏地こそナイロンですが、ダウン量は900gそのままにシュラフの表生地にもオーロラテックスを採用しているモデルでお値段もレギュラーサイズで39100円と2万円以上安く購入することができます。

注意
山渓コラボモデルの900DX は色の展開が黒のみとなります。

冬のダウンシュラフは10月から一気に売り切れるので、早めに準備しておくことをオススメします。

ちなみにオーロラライト900DXのカラー展開は6種類あります。

自分の好みやサイトにあったシュラフを選んでみてくださいね。

ブラウン

 グリーン

 レッド

 ターコイズブルー

 ブラック

 グレー

オーロラライト900DXが売り切れていたら…3tenコラボのナンガシュラフがオススメ!!

オーロラライト900DXは、冬になると完売してしまっていることがほとんど。

というわけで、快適使用温度の近いナンガ製シュラフを紹介しておきます。

それは寝袋専門店である3tenとのコラボシュラフ。

オーロラライトDXと同じ760FPのダウンが使われており、シュラフの種類も豊富です。

快適使用温度−11℃(レギュラーサイズ:身長175cmまで)

快適使用温度−11℃(ロングサイズ:身長185cmまで)

2021年12月21日時点で在庫のあるシュラフのみ掲載しています。