今回はオレゴニアンキャンパーから発売されているランタンケース「モールドシリンダー」をレビューします。
フュアーハンドやデイツなどのオイルランタンを持っていると気になるのが…
- 運搬中の揺れによるオイル漏れ
- ガラスのホヤ部分が割れないか心配
- ランタン自体の保護
といったところではないでしょうか。
僕自身、オイルランタンを使う中でそのような悩みがあり、理想のケースを探していました。
そして購入したのが、オレゴニアンキャンパーの「モールドシリンダー」
結論から言うと、買いです。
大きな理由としてはオイル漏れやランタンの破損に対する心配がグッと減ったから。
とはいえ、気になる点もあったので、良し悪し含めてお伝えしていきたいと思います。
モールドシリンダーのスペック
参考までにモールドシリンダーのスペックを掲載しておきます。
素材 | 600D POLYESTER(ポリエステル)、EVA |
サイズ | 直径15.5×26cm (内側:直径14.5×25.5cm) |
カラー展開はリアルツリー・ブラックカモ・マルチカモの3色展開でミリタリー感のある仕様となっています。
モールドシリンダーのよかったポイント
ここからレビューになります。
よかったポイントは大きく以下の3つ。
- PVC素材でオイル漏れなし
- ハードな素材とクッション性で多少の衝撃は問題なし
- ランタンとのサイズ感ぴったりでケース内で揺れることがない
①PVC素材でオイル漏れなし

モールドシリンダーの内部は画像のようにPVC素材となっています。
ポリ塩化ビニールのことで、身近なところではプールバッグや長靴に使用されている素材です。
防水性が高く水分を通すことはありませんが、その分通気性は低いという欠点があります。
素材の特性上、オイルが漏れたとしても外に漏れ出す可能性が低く、拭き取りやすいので手入れも簡単です。
以前に車内でのオイル漏れを経験している僕にとって、この仕様が購入の1番の決め手になりました。
②ハードな素材とクッション性で多少の衝撃は問題なし

モールドシリンダーの外部はややハードで、少し固さを感じることができます。
(カチカチというわけではありません)
内部にはEVA素材も使われていて、固めのスポンジのようなクッション性もあり、多少の衝撃にも耐えられるようになっています。
Ethylene Vinyl Acetate Copolymerという合成樹脂の略称です。
水に強く軽量で、弾力もあるため、サンダルやバスマット、コルクマットに使われています。
ランタンにはホヤのようなガラス素材の部分もあるので、クッションがあるとより安心です。
③ランタンとのサイズ感ぴったりでケース内で揺れることがない

モールドシリンダーのサイズはスペック紹介にもある通り15cm×26cmですが、実はフュアーハンドのランタンも15cm×26cmなんです。
デイツ78というランタンのサイズも15cm×26.5cmとほぼ同じなので収納は可能と思われます
キャプテンスタッグのオイルランタン(中)は16cm×25cmなので、サイズ的にはキツい可能性があるかもしれません…
いずれも公表されている数値は全く同じですが、実際に収納するとキツキツというわけでもなく本当にジャストサイズという感じ。
なので、一度収納すると大きく揺らすことなく持ち運ぶことができ、オイル漏れとランタンの破損を防ぐことができます。
モールドシリンダーの気になったポイント
本来の目的であるランタンの保護は十分にできるので、そこに不満はありませんが唯一気になったのは外部にある、カラビナと通すであろう部分。

ケース側面に2列のテープがありますが、かなりタイトな縫い付けになっています。
カラビナを通すことは可能ですが、少しケースもへこむ感じになってしまうので、実用性は低めとなっています。
ただ気になるとは言っても、あくまでランタンを保護することに問題はないので参考までに。
オレゴニアンキャンパー モールドシリンダーのまとめ
ここまでモールドシリンダーのレビューをお伝えしました。
よかった点は以下の3つです。
- PVC素材でオイル漏れなし
- ハードな素材とクッション性で多少の衝撃は問題なし
- ランタンとのサイズ感ぴったりでケース内で揺れることがない
気になる点として、カラビナをつけるベルト部分の実用性が低いことを挙げました。
ただ、ランタンを保護することが本来の目的なのであまり関係はないですね…
冒頭でもお伝えしましたが、フュアーハンドやデイツなどのオイルランタンを持っている方でケースを探しているなら間違いなく買いなアイテムだと思います。
せっかくのキャンプで悲しい思いをすることがないよう、しっかりランタンを守ってくれるモールドシリンダーを検討してみてはどうでしょうか。