メスティンは軽量で丈夫、そして炊飯だけじゃなくて麺類や鍋といった様々な調理に対応する便利なクッカーですよね。
メスティン専門の料理本まで出るくらいにそのバリエーションは広いです。
今回はメスティンを初めて買ったという人に向けて、メスティンのシーズニングを紹介します。
シーズニングといっても工程はたったの2つ。
少し手間をかけるだけで…
- 調理した時のアルミ臭さがなくなる
- 焦げ付きにくくなる
- 容器のふちの嫌なザラザラ感がなくなる
という3つのメリットがあります。
せっかく買ったメスティン…大切に長く使っていきたいですよね。
メンテナンスもしっかり行なっていきましょう。
シーズニングの前にやっておくべきこと〜バリ取り〜
買ったばかりのメスティンの縁はこんな感じでザラザラしてます。
これがバリと呼ばれるもの。
シーズニングを行う上で絶対にバリ取りをしないといけない訳ではないですが、フタを閉める時もなんかぎこちないのと、触れたり汁物を飲むときにザラつくのが少し嫌だったりします。
バリ取りの方法は簡単です。
①金属用のヤスリを用意
②ヤスリが準備できたら目の荒いヤスリで大まかに縁をこすっていく
③徐々に細目のヤスリに切り替えていき、最後は一番細目のヤスリで仕上げ
工程はたったこれだけです。
ヤスリは100均で荒目から細目がセットになったものが売られています。
バリ取りはこれで十分。
出来上がったものがこちらです
バリ取り前に比べるとかなりツルツルになりました。
これだけでフタの開け閉めがスムーズになるのと、指でなぞった時の触り心地が全然違いますよ。
やればメリットいっぱいのバリ取りですが、注意して欲しいこともあります。
作業中は手が汚れるのと、細かな削りカスが床に落ちるので、できれば新聞などの上で作業するのが望ましいと思います。
あとはヤスリで削ってる途中ゾワゾワする嫌な感触があるかもしれません。
(黒板を引っかいた時のあの嫌な感じ…)
あの感触は超不快ですが、個人的にはバリ取りをしておくことをオススメします。
メスティンのシーズニング
シーズニングといえば、スキレットみたいに手間がかかるんじゃないの?って方もいるかもしれませんがそこは心配ご無用。
メスティンのシーズニングは米のとぎ汁だけで出来ちゃいます。
方法も簡単で、
①米のとぎ汁が入った鍋を用意
②鍋にメスティンを入れ沸騰してから15分程度置いておく
③鍋から出し、メスティンが冷めたら水洗い
これだけです。
米のとぎ汁を使うことで、メスティンの表面に膜が張られて焦げ付き防止や調理した時のアルミ臭さをなくすといった効果があります。
シーズニングの方法を画像付きで紹介していきますね。
①まずは米とぎ
②とぎ汁を鍋に投入
③鍋にメスティンを投入
④そのまま沸騰させて15分間待つ
メスティンがとぎ汁に浸かり切らない時は、15分経ったらひっくり返してとぎ汁に使っていない部分がないようにします。
⑤メスティン全体を煮込んだら、鍋から取り出し冷ます
鍋から取り出すとすでに膜が張られて、少し鈍い銀色になります
⑥冷めたら水洗いして乾燥
冷めたら水洗いで膜以外をさっと洗い流して乾燥させましょう。
これでシーズニングは完了です。
キャンプの道具って頻回に買い換える訳でもないし、長く大切に使っているものほど愛着がわきますよね。
というか、もはやこのシーズニングから楽しかったりします。
メスティンのシーズニングは本当に簡単なので、まだやってなかったって方はちゃちゃっとやってみてくださいね。