【ファミリー向け】5人以上で使えるトンネル型テント5張りをピックアップ!!

最近、家族や友人などの大人数で行うキャンプでトンネル型テントを使っている方が増えてますよね。

トンネルテントのメリットは高くて広いこと。

僕も家族でのキャンプにトンネル型テントを使っていますが、かがむことが無いので腰に優しく、キャンプ道具もたくさん置くことができるので本当に快適です。

さらにテント内に道具を置けるので盗難を防止できるという利点も。

本記事では、大人数(5人以上)での使用に適した高さと広さのあるトンネル型テントをピックアップしました。

なお抽選販売形式のテントは対象から外しています。

ぜひテント選びの参考にしてもらえると幸いです。

家族や友人と使いたい大型トンネルテントをピックアップ

Helsport(ヘルスポート) バルホール

バルホール2

一つ目に紹介するのはヘルスポートのバルホール。

このテントは僕も愛用している1番オススメなトンネル型テントです。

このテントのポイントは

  • 大きい
  • 軽い
  • 難燃素材(煙突穴付き)

という点。

同じく人気のトンネル型テントであるノルディスクのレイサ6と比較すると高さこそ同じですが、縦幅・横幅ともに一回りほど大きいサイズ感となっています。

それだけの大きさがありながらも総重量は約10kgと軽いので一人でも軽々と運ぶことが可能です。

また、テントの素材にはポリエステル(Helsport Rainguard)が使われていますが、難燃仕様となっているので熱にも強く薪ストーブを使用するための煙突穴もついています。

詳細はスペックは以下のとおりです。

使用人数8〜10人
設営時サイズ縦300cm × 横780cm × 高さ210cm
収納時サイズ縦32cm × 横52 cm
重量10.73 kg (ペグも含む)
素材Helsport Rainguard® 耐水圧 3000 mm(ポリエステル)
ポール:アルミ
付属品なし(インナーテント・フロアシートはオプション)
価格税込250,800円(アウターのみ)

値段は他のテントに比べると高価で、インナーテントもオプションとなっていますが、経験上コットで就寝する方はアウターテントのみでも全く問題なく使うことができますよ。

バルホールについては以下でレビューしているので、気になる方は参考にしてみてくださいね。

ogawa アポロン

国産メーカーであるogawaのアポロンは言わずとしれた人気テントです。

大きさはバルホールに比べると劣るものの、広さや高さは必要十分なほど。

アポロンの特徴は以下のとおりです。

  • 5人用インナーテントが標準装備(吊り下げ式)
  • 全開放可能なメッシュパネル
  • ルーフフライ標準装備
  • テフロン加工:撥水性、防汚性、耐摩擦性を向上
  • UVカット加工:劣化しにくく、耐久性を維持
  • シームシール加工:防水性の向上

アポロンは国産メーカーがつくるだけあって、湿度の高い日本の気候でも快適に過ごせるテントになっています。

インナーテントは吊り下げ式で、取り外してシェルターとして使うことも可能です。

カラーはサンドベージュ1色展開のみですが、近年人気のタンカラー(淡い茶色)に近くキャンプ道具との色合いも統一しやすい色といえます。

そんなアポロンのスペックはこちら。

使用人数5人
設営時サイズ縦320×横435cm×高さ205cm
収納時サイズ80x45x35cm
重量総重量:23.0kg
フライ:約10.7kg、ルーフフライ:約1.2kg、インナーテント:約3.2kg、ポール:約7.9kg
素材フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
インナーテント:ポリエステル68d
ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
メインポール:アルミ合金φ19mm×2、アルミφ17.5mm×2
リッジポール:アルミ合金φ14.5mm×3
付属品張り綱、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋
価格税込159,500 円 

人気テントのアポロンですが、意外と横幅は短いんです。

さらに素材はポリエステルですが、総重量は23kgとかなり重たいので、使用する際は区画に車を横付けできるサイトを選ぶことをオススメします。

小ぶりで重さもあるのに人気なのは、それだけ使い勝手がいいということなのかもしれませんね。

ちなみにアポロンにはTC素材のモデルもありますが人気ゆえ品切れとなっているので、TCモデルが気になる方はこまめに楽天やogawaのオンラインストアをチェックしておきましょう。

ogawa ティエララルゴ

ogawaのティエララルゴも5人以上で使用できるトンネル型テントです。

アポロン以上に大きく、かなりゆとりをもって使えるテントと言えます。

そんなティエララルゴの特徴は以下のとおり。

  • インナーテントにTC素材を採用
  • サイドに大きなメッシュパネル
  • テフロン加工:撥水性、防汚性、耐摩擦性を向上
  • UVカット加工:劣化しにくく、耐久性を維持
  • シームシール加工:防水性の向上

素材に様々な加工がしてある点はアポロンと同様ですが、さらに特徴的なのはインナーテントのみにTC素材が使われていることです。

TC素材とは

テトロンとコットンを混紡した素材のことです。

両方の素材の特徴を併せ持ち、通気性・速乾性・シワになりにくいといった特徴があります。

TC素材が使われることで、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。

通常TC素材はどのメーカーも雨など濡れるような環境での使用を推奨していませんが、ティエララルゴならインナーのみなので雨を過度に心配する必要もなさそうです。

そんなティエララルゴのスペックがこちら。

使用人数5人
設営時サイズ縦310 × 横620 × 高さ210cm
収納時サイズ80x45x40cm
重量総重量:22.0kg
素材フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
インナーテント:T/C
グランドシート:PVC(耐水圧10,000mm 以上)
ポール:アルミφ16mm
付属品張り綱、セルフスタンディングテープ、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋
ライナーシート、張り出しポール(170cm)×2
価格税込178,200円

ティエララルゴはアポロンと同じくらいの重さでありながら、横幅が620cmとかなり大きくなっています。

それに加えて入口を張り出すためのポールやハンマーが標準装備となっている点は嬉しいポイント。

このテントを買うだけで設営するための一式が揃うので、初めてファミリーテントを購入する方でも安心ですね。

TARAS BOULBA(タラスブルバ) キャタピラー2ルームシェルターⅡ

キャタピラー2ルームシェルターⅡは、スポーツオーソリティのオリジナルブランド「タラスブルバ」から展開されているテントです。

見た目はogawaのアポロンに似ていますが、中身は意外と違うんです。

そんなキャタピラー2ルームシェルターⅡの特徴はこちら。

  • フライとルーフシートは難燃加工
  • 全面メッシュパネル仕様
  • UVカット加工
  • フライ・ルーフシート・フロアシートにポリウレタン加工

フライとルーフシートに難燃加工がしてあるので、火の粉が飛んでも穴が開きにくくなっているのは好印象ですね。

(ただ、難燃加工も燃えないわけではないので注意しましょう)

メッシュパネルも全面備え付けなので夏でも風通しはよさそうです。

ただポリウレタン加工は保存状況にもよりますが、数年ほどで劣化してしまうと言われています。

劣化を遅らせることはできても避けることはできないので、同じテントを長く使いたいという方には向かないかもしれません。

そんなキャタピラー2ルームシェルターⅡのスペックがこちら。

使用人数5人
設営時サイズ約575 × 300 × 195cm
収納時サイズ約72 × 44 × 42cm
重量約27kg
素材フライ/ポリエステル、ルーフシート/ポリエステル、インナー:ポリエステル
フロア:ポリエステル、メインポール/Φ19mmアルミニウム合金
リッジポール/Φ16mmアルミ二ウム合金
付属品ペグ26本、ロープ14本、収納ケース
価格税込109,890円

サイズ感は同じ形のアポロンと比べると少し大きいですが、総重量は27kgと重ためです。

ただ、インナーテントやフロアが標準装備となっているのは嬉しいポイント。

ポリエステル加工による劣化を考えると長期にわたって使用し続けるのは難しいかもしれませんが、大きさは十分。

さらに価格も他のトンネル型テントに比べるとかなり安価なので、初めて家族でキャンプに行く方や大型で安価なテントが欲しいという方におすすめです。

NORDISK(ノルディスク) レイサ

ノルウェーのテントメーカーであるノルディスクのレイサ6も人気のあるトンネル型テントのひとつです。

キャンプ場で見かけたことのある方もいるのではないでしょうか?

最近は海外メーカーのトンネル型テントを見かけることも増えてきましたが、2010年より日本で正式に取扱開始となったノルディスクのレイサ6はその先駆けともいえるテントです。

そんなレイサ6の特徴は以下のとおりです。

  • 大小のインナーテント、フロアシートが標準装備
  • インナーテント内部を2スペースに区切ることができる
  • 開口部は窓付きで外の様子が分かりやすい

他のメーカーではインナーテントやフロアシートがオプションとなることも多いですが、レイサ6はそれが標準装備となっています。

インナーテント下のフロアシートは別売り

付属のフロアシートは、インナーテント間のスペースを埋めるためのフロアシートとなっているので、テント内全面を覆うフロアシートは別売りとなっています。

インナーテントは内部を2スペースに区切ることができるので、友人とのキャンプでもお互いのプライバシーを守りながら寝ることもできそうですね。

レイサ6の詳細なスペックはこちらです。

使用人数6人
設営時サイズ(約)横645×奥行295×高さ210cm
収納時サイズ(約)幅35×70cm
重量約17kg
素材ポリエステル100%
フライシート:ポリエステル(リップストップ・エンボス)
インナーテント:ポリエステル100%(通気性/防水性素材/防虫メッシュ付き)
グランドシート:ポリエステル100%(オックスフォード)
付属品フライシート×1、インナーテント(小)×1、インナーテント(大)×1、フロアシート×1
収納袋(大)×1、収納袋(小)×1、ロープ×1、アルミピーナッツスライダー×17
ポール(アルミニウム製)×4、ペグ(アルミ製)×40、キャノピーポール(スチール製)×2
価格税込170,500円

奥行きはやや狭い印象ですが、ogawaやタラスブルバのテントに比べると扱いやすそうな重量となっています。

値段は他のテントと変わりありませんが、インナーテントやフロアシートなどが付属していることを考えるとお得といえそうです。

もちろんインナーテントを外してシェルターとしての使用も可能なので、過ごす人数やキャンプのスタイルによってレイアウトが選択しやすいテントですよ。

まとめ

今回は家族や友人と使うことを想定して5人以上で寝泊まりできるトンネル型テントをピックアップしました。

(記事掲載時点で売り切れもしくは、抽選となっているテントは除いています)

価格・大きさ・重さ・付属品の多さでまとめると以下のようになります。

最も安価なテント

ピックアップしたテントの中で最もお手頃なのは、タラスブルバのキャタピラー2ルームシェルターで税込109,890円でした。

ogawaのアポロンに似た外見をしていますが、大きさはこちらの方がやや大きめ。

安価で手に取りやすいテントではありますが、ポリウレタン加工をしており劣化しやすい点は十分に考慮する必要がありそうです。

最も大きなテント

バルホールは、縦300cm × 横780cm × 高さ210cmと今回紹介しているテントの中では最大です。

端へ行くにつれて徐々に低くなるためデッドスペースはありますが、それを含めても十分広く快適に過ごすことができますよ。

オプションのインナーテントがあれば最大で8人が過ごすことができます。

最も軽いテント

最も軽いテントもヘルスポートのバルホール。

紹介しているテントの中で最大ながら10kg(アウターのみ)という超軽量なテントとなっています。

他のテントは20kgを超えるものも多い中10kgは圧倒的ですね。

僕も愛用していますが、とにかく持ち運びが楽です。

値段はアウターのみでも税込250,800円と決して安くはありませんが、大きくて軽いトンネル型テントが欲しいなら検討する価値はあると思います。

付属品の豊富なテント

付属品の多さでいうと、ノルディスクのレイサ6が圧倒的です。

インナーテントが2つとフロアシートが標準で付属しているのはレイサ6のみ。

値段も税込170,500円と他のテントと比べても大きくは変わらないので、様々なスタイルで楽しみたいならレイサ6がいいかもしれませんね。

今回紹介したテント以外にもたくさんトンネル型テントはありますが、もしテント選びの参考になったのであれば幸いです。

ぜひ自分のスタイルにあったトンネル型テントでよりキャンプを楽しんでください!!